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雪中キャンプへの憧れと挑戦 20世紀も押し迫り、公私ともにメチャメチャ忙しい12月を過ごすかたわら、家族の話題はもっぱら新春キャンプのことについてでした。 「どうする?猪苗代湖だ、青木湖だ、嬬恋高原だ」と情報をかき集め、思考錯誤の末、2000年12月31日〜2001年1月5日の5泊6日の世紀越えキャンプは『羽鳥湖高原レジーナの森 コールマンキャンプグランド』に決定。何と言っても、初めてのスノーキャンプという事で、以前に一度訪れたことがあり、設備も充実した安心感のあるところを選びました。 そしてスノーキャンプ事体、 1・いつかは念願のスノーキャンプに行きたいと思い続けていた事。 2・長男にスキーデビューを約束していた事。 3・雪道でチェサピークを引く為だけに車を四駆に買い替えていた事。 という理由で決行する事になりました。 エンジョイ、感動、至福の5泊6日間 始まりは快適そのもの。帰省渋滞もなく東京から3時間、きれいに除雪された山道はチェーンの必要もなく、天気もおだやかな快晴に恵まれ、あっけないほどすんなり到着。 東北自動車道の白河ICを降りてからすぐ左にダイエー、右にジャスコがありますが、買い物に時間を取られるのを避けるため前日に食料も調達済み。 にこやかなフロントに迎えらえて、お昼過ぎには設営完了。場内は40センチ程に積もった雪の中、子供達は嬉しい歓声を上げて遊び、10数組のテントサイトと3組のキャンピングカーサイト、賑やかな常設トレーラーの数家族はやがて夕暮れを迎えました。 風が吹き始めたのは日も落ちてからでした。事前の天気予報でも「大晦日は荒れるでしょう」と言われていたので、準備万端です。温かい室内でお鍋を囲み、お酒も入ってご機嫌に夜は更けていきました。 21世紀が明ける頃、風はその力を発揮しだしました。遠くの谷間から「ゴゴゴォッッ」という地鳴りの様な響きが聞こえてくると、2秒程おいて、「ガタガタガタッ」とチェサピークがきしみだします。一晩中風は吹き荒れ、翌朝には猛吹雪となりました。それからの5日間は、大雪注意報に暴風雨注意報に雪崩注意報、天気予報は雪マークばかり。 気がついたらチェサピークは1メートルほど積もった雪の中に埋まっていました。トイレに行くにもスキーウェアの完全防備で出陣するのですが、なぜか不思議と夜は晴れて満天の星空となり、月明かりの下の雪景色は最高でした。 朝になると吹雪は一応弱まるのですが、毎日ひっきりなしに降り続く雪。でも、大きな窓より一面の銀世界を眺めながら、お節を頂き、暖かい車内で雪のしずくが輝く冷酒を喉に通すと、朝から至福の時間が流れていきます。これは、かなり病み付きになりそうなくらいお勧めです。 雪は一晩で50cm程積もり、除雪していない所は1mを越える積雪でした。チェサピークの外側には2メートルのつららができ、室内の結露は滴り落ちる前に凍り付いていました。屋根から落ちた雪はチェサピークの周囲に雪山を築き、室内で脱いだ靴はその冷たさで敷いたタオルをカチコチに凍らせました。過去、レジーナの森でこんなに降った年はなかったそうです。 今回、長男のスキーデビューが目的の一つでもあったので、遊びはもっぱら雪ダルマも造れないパウダースノーの中での雪遊びでした。デビュー戦は、車で15分の羽鳥湖スキー場。まずはスクールで基本を習わせ、吹雪の中一生懸命の様子。初めてにしては結構滑れるようになり、リフトこそ乗らなかったがそれなりでした。後は、ちびっこ広場で親子タンデムでのソリ遊びが面白く、雪遊びを堪能できました。 防寒対策と暖房対策 今回のキャンプにあたり、「末谷さんのスノーキャンプの心構え」を熟読しました。その上で阿部家風にアレンジしたのは、 1・ まずはサイドオーニング。 師匠のお達しには、サイドオーニングの使用はダメヨ!との事でしたが、強行を試みました。これは目一杯下げて50度ほどの角度をつけ、張り綱は片側3本づつでの設営でしたが、大正解でした。と言うのは、オーニングがなければ強風と雪でドアまで埋まってしまい缶詰状態になるところでした。(但し、ドアの開閉で上の角がオーニングにあたり、穴が開いてしまったのは失敗) 2・の防寒対策として、 30cm角のフロアカーペットを検討しましたが、子供がまだ小さく、食べこぼしやらゴミがたくさん出る為、「床ふきができないのは不可」と言う事で、キッチンマット等を敷き詰めました。見ばえは悪いが、充分いけました。ただ、次回はグレードを上げて銀マット(ロールでなく折り畳みの方)を敷き詰める予定です。 3・部分の防寒対策は、 ベッドマット下の銀マット。以前から使っていましたが、今回はベッド周りにも、コの字形に幅50センチほど銀マットを立ち上げ、側面下部分の結露による布団の濡れと冷気の進入を防ぎました。仕上げは電気敷毛布で完璧です。家で寝ているときより暖かったかも? 4・全体の暖房は、 基本は、電気パネル温風ヒーターをテーブル下に設置のうえ使用し、必要に応じてFFヒーターを入れる感じでした。夜の外気温はマイナス3度位でしたが、全然問題無く、またFFヒーターは濡れた洋服を乾かすのに一石二鳥でした。ちなみに、私は5キロのLPGボンベを2本の装備ですが、結果的に1本と少しの消費で済んでしまいました。これで長期雪中キャンプも0,Kです。(師匠から頂いたボンベ2本の連結アダプターは、実にすばらしいアイテムである事を確認いたしました。ありがとうございました。それとボンベにカイロを貼る案、バッチリでした。) 5・他 今回はスキーウェア等大物の衣類が多かったので、自宅から突っ張り棒を持参し、横幅一杯の物干し竿としました。室内の散乱を防ぎ、衣類の乾燥に役立ちました。 『羽鳥湖高原レジーナの森 コールマンキャンプグランド』は最高! 世紀越えのイベントの内容は、カウントダウンよりゼロと同時の花火で、闇の中に純白の湖が浮かび上がり幻想的で感動的な世紀開けでした。その後、キャンプファイヤーや、ふるまい酒、かがみ開きをおこない21世紀はスタートしました。 ここは、リゾートホテルに併設したキャンプ場と言った感じで、以前夏に来た時は人工的な部分が目に付きましたが、冬は雪がすべてを覆い隠し、自然と調和のとれた施設が寒さに疲れた体に一息つかせてくれます。 ネクタイをしめたホテルマンのいるフロントの奥に、美味しくてリーズナブルなレストランとめん処があり、長期滞在にも飽きる事はありません。風呂は内湯と外湯があり、東京もんには雪見露天風呂なんて超極楽の世界です。初めてのスノーキャンプ、ここを選んで大正解でした。 ちなみに、ウィンタープランで、サイト料は20%引き、ランチは10%引き、入浴券を買うと滞在中の御風呂は何度でもO.Kでした。 雪道牽引もへっちゃら 武装は、エルグランドに金属の亀甲チェーンを4本装着。チェサピークはタイヤが205―50・10と特殊サイズな為と、構造的にチェーンの装着が不可能なため非武装です。基本は亀さん走行ですが、何の問題も無く走破できました。試しに非武装のチェサピークがコーナーでパワーを掛けると、どのような変化をするか実験してみたところ、ものの見事に横滑りして行きます。一つ感じたのは、トレーラー側のタイヤはロックしやすいので、ブレーキのコンバーターレベルは一番弱の設定が良いようでした。 最後に 「阿部家、雪の中」と言う速報とともに、ご心配くださった皆様、ありがとうございました。撤収時、除雪車でチェサピークを脱出させて下さったキャンプ場の方、ありがとうございました。レジーナの森 総支配人に「阿部さんを宜しく」とお電話下さったKameson、ありがとうございました。キャンプに夢中にさせて下さったたくさんの仲間たち、今年も宜しくお願い申し上げます。 |